「この企画について」
議会を、まちを自分ごとにする入口へ
箕輪町議会では、ブロックを使って地域のことを語り合う新しい対話の場を始めます。
チラシを見ると、少し変わった企画に見えるかもしれません。
「議会でブロック?」
「遊びなの?」
「本当に町のことにつながるの?」
そう感じる方もいると思います。
でも、今回大切にしたいのは、まさにその「遊び」の力です。
遊びというのは、ふざけることではありません。
安心して試せること。
正解を急がずに考えられること。
立場や肩書きから少し離れて、自分の感覚を出せること。
議会や町政の話になると、どうしても「ちゃんとした意見を言わなければいけない」と感じてしまいます。
でも、本当はその手前に、暮らしの中の違和感や、大切にしているもの、まだ言葉になっていない思いがあります。
この企画では、そうした声の手前にあるものを、ブロックを使って形にしていきます。
うまく話す必要はありません。
政治や議会に詳しい必要もありません。
立派な提案を持ってくる必要もありません。
手を動かしながら形にすることで、自分でも気づいていなかった考えが見えてくることがあります。
そして、作品を前にして話すことで、人ではなく「形になったもの」を見ながら対話ができます。
それによって、声の大きい人だけではなく、参加した一人ひとりの感覚が場に出やすくなります。
世界でも使われてきた「手で考える」方法を、地方議会へ
今回活用するレゴ®シリアスプレイ®メソッドは、世界的な企業や研究機関などでも、組織づくりやチームづくり、アイデア創出、対話の場で活用されてきた方法として紹介されています。
Google、NASA、MITなどでの活用例も知られており、一見すると遊びのように見えるブロックを使った対話が、実は深い思考や相互理解を生み出す方法として使われてきました。
今回、箕輪町議会が挑戦するのは、その方法を企業研修ではなく、地域の声を聞く場に応用することです。
議会を、難しい言葉で意見を言う場所だけにしない。
議会を、町のことを自分ごととして考えられる入口にする。
そして、住民の声が形になり、議会に届く場にしていく。
これは単なるイベントではなく、議会のあり方そのものを少し変えていくための実験です。
議会を、もっと開かれた“遊び場”に
私は、議会にはまだ大きな可能性があると思っています。
議会は、行政をチェックする場所であり、条例や予算を審議する場所です。
それと同時に、町民の皆さんの声を受け取り、町の未来を一緒に考える場所でもあります。
ただ、これまでの議会は、どうしても少し遠く、堅く、入りにくいものに見えていたかもしれません。
だからこそ、今回の企画では、議会を少し違う角度から開いてみたいと思っています。
議会を、遊び場に。
議会を、まちを自分ごとにする入口に。
議会を、声が形になる場所に。
遊び場という言葉には、軽い意味ではなく、自由に試せる場所、安心して表現できる場所、思いがけない気づきが生まれる場所、という意味を込めています。
町の未来は、専門的な言葉だけで語られるものではありません。
暮らしの中の小さな実感や、ふとした違和感や、大切にしたいものの中にも、町を考えるための大事なヒントがあります。
この場を通じて、そうした声を少しずつ集め、議会の中でも共有し、これからの議会活動や政策づくりにつなげていきたいと考えています。
最後に
この取り組みは、箕輪町議会の新しい挑戦です。
大切なのは、ブロックで何を作るかではありません。
その作品を通じて、自分の中にある思いや、地域との関わりに気づくこと。
そして、それを議会が受け取り、次につなげていくことです。
議会に意見を言いに行く、というより、
町のことを一緒に考えに行く。
そんな感覚で、まずは一度、気軽に参加していただけたら嬉しいです。
※本企画は、レゴ®シリアスプレイ®メソッドと教材を活用した対話型の取り組みです。LEGO社が主催・後援・承認するものではありません。LEGO®およびSERIOUS PLAY®はLEGO Groupの商標です。